みやこに宝ありけり (1) 至宝集まる

前に近所で買った小さいシュトーレンをあっという間に食べてしまったので、今度は百貨店でおかわりを仕入れ。ついでにクグロフも夕飯の主食にお買い上げしたところ、すごくおなかいっぱいになった。ありゃ1個でランチになるわ。
さて今回は11月第3週、今度は紅葉じゃない期間限定モノのお話。

日曜。朝食後さっさと家を出て、やってきたのはまたしても京都。ただし今度は別の県へ向かうわけではなく、市内が目的地。そこには想定通りの光景があった。

おー並んでる並んでる。ですよねー。

ここは京都国立博物館。すぐ向かいの三十三間堂なら前行ったけど、こっちは初めて来た。本館(現在の名称は明治古都館)の外観がすでに見ごたえ満点。「採算とか考えず徹底してこだわって本気出したタイプの建造物」は明治期あるあるやね。重要文化財になるだけのことはある。

で、何を観に来たかと言いますと。

開館 120 周年記念展「国宝」。実は10月からやってて、会期中に幾度か展示品の入れ替えも行われており、我々が来た時にはもう最終期。それでもこの大行列。建物に入るまで30分ちょい並び、館内でもさらに並び。とはいえ、ちょいちょい進んだのでそんなに苦ではなかった。
最終期の目玉はやっぱりアレかな。源頼朝像。誰もが教科書で必ず一度は目にしているあの肖像画、実物は意外なほど大きかった。そして写実的な顔とイラスト的な直線描写の着物の組み合わせのおもしろさも改めて実感。
立体造形系で目をみはったのは天目茶碗。深い青が描く独特の模様は実に見事だった。美しすぎるって形容詞はああいうものに使おう。

いうまでもございませんが、展示物は撮影禁止のため、あとは施設外観をごらんください。

行列を形成していた動線の脇には噴水。見終わった後、このへんのベンチで持参の茶を一服。

傍らには「考える人」。遠くからでも一発でそれとわかるさすがのフォルム。

ちなみに正門も重要文化財。重厚感ある雰囲気にもまた満足して、鑑賞を終える。

せっかくわざわざ京都まで来たので、もうちょっとぶらぶらしていこう。

岡崎ループ車は塗装が複数種類あるようだ。これは梅小路のレトロ電車がモチーフだろうか。

交差点の角には古い店構え。この近所にあった、旦那さんが修学旅行で泊まったというお宿は、別のホテルへの建て替え工事が進んでいた。時間は止まっているようで着実に進んでいる。

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