丹波の里はみどり (1) 茅葺く民家

連休明けてからこっち、夫婦ともにやたらと仕事がたてこんでおります。理由はそれぞれ違えども、月初の1週間がなかったことになっている(「1ヶ月」が実質3週間に圧縮)のは一緒。なんとか踏ん張って乗り切りますわー。
さて楽しかった連休のお話、続いては4日の日帰り旅から。

午前中の方が天気がいいってことで、早起きして向かったのは京都の山の中。府域でいうとど真ん中あたりか。

南丹市の美山という地域。こちらに「かやぶきの里」と呼ばれる地区がある。

観ての通り、この集落では多くの家で茅葺き屋根が維持されている。いわゆるアレですよ、アレ。みんな大好き重伝建。ぶっちゃけ公共交通の便はよろしくないが(だから茅葺きが残ったんだろうな)、無料の駐車場は充実している。

蓮華畑に沿う道の対岸に設けられた指定場所に停めて、いざ散策。あ、お車でお越しの際は100円募金も是非。

年月を経て味のある屋根あり、葺き替えて間もなさそうな整った屋根あり。いずれにせよ大事に守り続けている証で。

新緑も美しく、さまざまな種類の花が咲き誇るのも目に楽しく。

お店として営業している家もあれば、自家用に設けられたと思われるテラス席(?)もちらほら。こんな日に外でお茶するのはさぞかしくつろげることだろう。

上の写真で一段高いところにある家は、また別の用途に使われていた。

民俗資料館。お一人様 300 円とのことだったんで、保存費用の足しにでもなればとお立ち寄り。

茅葺きのメンテ道具や、農家によくあるアイテムなど、地域の方々がかつて実際に使っていたらしい品々も寄贈されている。

2階に床を作って上がれるように改築されていたので、ちょっと上がってみた。裏から観ると屋根の構造がよくわかる。

なんと 100 年以上前に作られた俵も現存。すごいなぁ。
しかし、それにしてもやたら綺麗だと思ったら、そこには理由があった。資料館として当初オープンした数年後、残念ながら母屋などを焼失。幸い残っていた記録をもとに再建できた、ということのようだ。

じゃ、もうちょっと集落全体を観て回るとしますか。

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