年の終わりの日光詣 (5) 奥宮登山道

どうもやっぱり連続稼働するとスタミナ切れするようなので、家事以外はおとなしく。ついでに重い腰を上げて確定申告の書類を印刷する。て、中身自体はとっくに作ってたんすけど。あとは今週提出に行く時間を作るつもり。
さて年末帰省ついでの日帰り旅、東照宮についてはラスト。

がんばって奥宮までやってきた。

こちらが拝殿。小さいながらも重厚感ある屋根が目を引く。

そのすぐ裏は一段高くなっており、なにやら立派な門がある。鋳抜門といって銅製らしい。そうと判れば、いかにも銅らしい青緑色にも納得。

そしてその門のさらに奥に控えているのが、御神体に相当する位置づけの「御宝塔」。この中に家康公がいらっしゃるようです。当時は火葬じゃなかっただろうから、きっと本当にいらっしゃるのではないかと。
さらに塔の周囲を回っていくと終盤に行き着くのが、朽ちかけた木の幹。叶杉と呼ばれている大木には大きなうろがあり、そこが祠となっている。お願い事が叶うそうなので、我々もお願いしてみた。

と、ぐるり一周。奥宮でしか買えない鈴が拝殿前で売られていたので、ひとつ入手。限定モノには弱いんです。

ちなみに何をがんばったのかと言いますと、眠り猫の先から奥宮まで、路程の半分以上がこんな階段なんですわ。かなり急な上に段数もそこそこ。往々にして寺社仏閣の中枢はバリアフリーと無縁である。

この後、本殿に戻ってその内部も拝観。ただし建物内は撮禁なんで写真はございません。

見学を終えて出てくると、陽の当たり方が変わっており、黄金使いの部分がよりいっそう輝かしく光を放っていた。実はこの東照宮、拝観時間の終了が極めて早く、冬は15時半で受付を締め切ってしまう。既に15時を回っているから、意外とスケジュールはカツカツだったことになる。

最後にこちらの本地堂にて公開されていた「鳴龍」を鑑賞。天井一面に龍の絵が描かれており、特定の立ち位置に立って拍子木を打ち鳴らすと「龍が鳴くような音」が聴けるというもの。その音をクリアに聴くためだろう、こちらも撮禁。確かに、ただの共鳴とは言い切れない独特の響きが感じられた。

ひとしきり回ったところで、そろそろ引き上げますか。

あ、そうそう。境内いろんなところで石を亀に見立てた配置がなされてまして、

ごくたまに甲羅だけになったものも。これはアレだ、蹴って他の敵に当てたりするやつだ。と、昭和末期世代の刷り込みを発揮。

あと入場時にうまく撮れなかったんで最後に撮り直したんだけど、黒田長政が奉納した鳥居へと続く石段。これが極端に遠近法を強調したような構造になっている、という話を耳にしたのを思い出して。

帰りはまたバスを待ってもよかったんだが、まだまだ明るいし時間もあるので歩くことにしよう。

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