オトナの修学旅行・なにわ編 (1) 時代の風吹く

昨日の外出はそれなりに安く済んだ。乗り放題きっぷで行けるところを巡り、行けないところは1駅歩き、飲み物は家から持参、夕飯のお店もコスパがよくて樋口さん程度で収まる。やり方ひとつで予算控えめでも楽しめるもんやね。
さてここからは連休終盤、近場でぶらぶらしたお話。

食費はともかく高速代とガソリン代をだいぶ使った今年の連休。そろそろ財布のひもを引き締めにかかった方がええんちゃうかと、あまり遠くへ行かずに済ますことを考えた。その結果。

大阪城にやってまいりました。なんと中学生ぶり。
当時、九州の自宅から有線放送で在阪 FM 局ばかり聴いていたため、修学旅行のコースに大阪が含まれていて大歓喜。しかし当然メインコースは京都奈良であり、大阪は大阪城だけで終わって大層不満だった様子が、旅行のしおりの日記欄に残されている。

まあそんな昔話はさておき、早速行きますか。

谷四から歩いてきたので、必然的に西の丸側からのアプローチ。

大手門付近ではとんでもなく巨大な石が石垣に用いられており、当時から偉容を見せつけていたであろうことが容易に想像できる。

そのまま進んで桜門へ。あー、この感じ。まさに時代劇で「これから城内のシーン」って場面切り替え時に太鼓打ち鳴らしてる絵だわ。

入って早々、城とは別のものを思い出す。

そうそう、コレもあったね。このビジュアルの差でありながら、実はどちらも同時期に建てられたものというのがおもしろい。天守閣も昭和初期に建て直したのが現存物なんで。

この堂々たる洋館は、かつて大阪市立博物館だった建物。もともとは陸軍の庁舎で、戦後に転用され、自分が中学の頃は確かに博物館として営業中であった。代替施設が城の外にできて以来、閉鎖したまま放置プレイ中らしいが、近年ようやく再利用プランが上がってきた模様。是非お願いします。

でだ。城本体なんだが、周囲にはいろんなものがあふれていた。

真田とか。まあ今年アレだもんね、そうなるよね。

万博のタイムカプセルとか。1970年当時の「最先端」が詰まっている中身、どんなんやろ。

そんなあれやこれやを眺める人や撮る人で、若干カオスな様相を呈する城内。

城そのものは動じることなくどーんと構えている。豊臣時代を彷彿とさせる、上層の金細工が目を引く。

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