The Imperial Palace (1) 住まう処

今日は書きそびれていただいぶ前の話をしようかと思っていたのだが、予定を変更してとれたてのものを。内容的に秋景色シリーズに追加した方がよさそうだし。春に続いて再び実現した「皇居・乾通り」公開、大混雑覚悟で行ってみたの巻。

10時半、東京駅着。めざす方向へ歩いて行くと、あちらこちらにメガホン等で誘導アナウンスを出す警察のみなさん。曰く、超混むのでトイレは先に済ませておけと。なるほど。よく使う丸ビルで用を足し、改めて現地へ。
すると、入場口に指定された坂下門の手前に4つほど行列レーンが設置されている。誘導されるままに並んで待機。どうやら、この先の手荷物検査&ボディーチェックを1レーンずつこなしていくらしい。ちょうど隣のレーンが進行中だったので、並んだ状態でしばらく待機。

その間、例えば二重橋の真横を通過したので眺めながらゆるゆる進む。皇居のシンボルとして大変有名な橋だが、実物観たの初めてかも。

またあるときは丸の内のビル群を鑑賞する。この角度からじっくり観ることってあんまりないよね。つーか並んでる時点で一応皇居敷地内やし。

結局並んだのは30分少々だったか。ようやく検査を済ませ、門に向かってまた行列。今度は2レーンに分かれて順番に前進。

あれが坂下門。で、奥に見えてる建物は後程。

門をくぐって右折するのが順路。ちょうど曲がる辺りに、1台の黒塗り車。どう観ても皇宮警察さんのパトカーでいらっしゃいますね。さすがの光沢。
で、なにを見張っているのかと思ったら、道の奥に答えがあった。

うわー、あれ観たことあるよ! あれが宮殿の車寄せかー。よく各地へおでかけとかお見送りとかされてる時に写真や映像で出てくるあの有名な場所ですね。へぇ。見えるところにあると思わんかった。
東京駅の丸の内から出て皇居方面を歩くと、2年前に復原したての駅で両陛下を出待ちしたことを未だに思い出す。あの時見送った車も、最終的にはこちらへ向かわれたのだろうか。

そのすぐ先にあったのは、これまた報道で見覚えのある建物。

ってなんすかその観光地まるだしの立て看板は。読んで字の如く、宮内庁の庁舎。坂下門外から見えていたのがこちらになります。

各地に時々残っている古い役所や図書館などで観るような、シンプルな中にも重厚さを感じさせる佇まい。車寄せがまた素敵。

ふと振り返れば、ちょっと不思議な光景。

東御苑を訪れた時もそうだったけど、江戸城だった時代を彷彿とさせる建造物と TOKYO のビルが並び立つ絵は何度観ても「異空間が並び立ってる感じ」がしておもしろいもので。

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