オトナの修学旅行 (8) 古き街路を歩く・1

ご近所の工事現場、駐車場の区画ができあがったので覗いてみたら、意外にも全戸分ではないことが判明。不動産屋基準だと駅徒歩圏内とは到底言えないこの地域、1戸に1枠ないと地味に不便だと思うのだが、まあいまどきは車持たない人もいるからなんとかなるのかね。
と、ひとんちの余計なお世話はさておき、奈良散歩再開。初日終盤は街歩きだよ。

公園内からまた例の盛況なぐるっとバスに乗り、しばらく行ったところで下車。近くに案内所があったので、散策したいエリアの地図を入手することができた。

「ならまち」といって、お寺の境内で発展した町が空襲を受けずに残った地域。いわゆる古い町並み探訪シリーズの一環ということで、今回の行程に組み込まれたわけで。

ではさっそく歩いてみましょう。

当たり前だが木造住宅が多数並んでいるため、防火意識は強そう。あちらこちらで消火用バケツを目にした。

難燃性を意識したと思われる、丈夫そうな窓格子を仕込んだ家も観られた。

普通に暮らしているおうちもあるが、ところどころで商いを営む町屋があり、店先を眺めるのもまた楽しい。

看板屋だろうか、個性的な絵に味のある筆文字が印象的。若干ひねくれていたり、自虐や皮肉の効いた文言が多いのは、店主の遊び心だろうか。

こちらは薬屋。飾りではなくガチで現役の漢方薬局である。相当年季の入った看板に「本家」とある説得力が半端ない。

路地はところどころ入り組んでおり、たまに車が狭そうに通っていく。

多少の疲れもあり、出発地点から 500m 足らず南下した辺りで引き返したのだが、それよりちょっと手前に趣深いお店があった。

砂糖傳さん。その名の通り砂糖や蜜などを扱っている。
ここで売っていた米飴なるものが旦那さんの琴線にクリーンヒットしたため、少々値は張るがおみやげ枠でお買い上げ。帰宅後、料理などのやさしい甘味付けに大活躍した。壷サイズを使い切るのに1ヶ月以上かかったので、意外とコスパは良かったかもしれん。個人的には、ちっちゃい頃世話になった浅田飴の水飴を思い出す質感で懐かしさ満点。

ところで、さっきから各店舗に気になるものがぶらさがっている。

なんだろねこの赤い物体は。ものすごくさるぼぼに似てるんだけど、なにか縁起物だろうか。
その謎は歩いているうちに解けた。

庚申堂という祠。なるほど、だから猿ね。確かに屋根の上にも猿がたくさん。

てことで、赤い物体は魔除けの身代わり猿。大きな1点物から玉のれん状の小粒まで、さまざまな形で飾られていた。

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