ごゆるりと房総 (6) 古風の町

無印で売ってるレトルトカレーが美味いというので、昨日買い物ついでにちょっと寄って、今日のランチにしてみた。結構辛いんだけど、辛味の中に複合的な味がして確かに美味しい。ただ単価が結構お高いんで、たまに味わう程度がちょうどいいかな。
さて千葉のほほん旅だが、ここでちょっと横道へ。

駅に来たのはいいが、当分列車が来ない。どうしますかね。
そういえば、さっき車庫の横で門に書いてあった「房総の小江戸」という文言。どういう意味かと思ったら、大多喜城があった関係で、城下町にあたるエリアに昔を偲ばせる建物がいくつかあるらしい。ではそちらへ行ってみよう。

駅から少し歩くと、そこそこしっかりした車道に出た。そして目の前に和風建築。こちらの活版所、間口の広さに商家の雰囲気を感じる。

どうやら手芸品に関するお店のようだが、この日は休業。
この時点で、別に全部が全部古いわけではないかもしれんな、とは思う。実際、現代住宅が雰囲気だけ合わせたものなどもよく見かけた。といっても、ガチで古いものを大幅改築とかリフォームとかしてたら一見わからんけどね。

ただ、明らかに歴史の重みを漂わせる一角も実際あった。

こちらは渡辺家住宅といって、江戸末期のもので重文にも指定されている。今調べて知ったのだが、なんとあの鑑定団の渡辺氏の生家。

その先には旧江澤邸。明治期の商家だったようで、蔵造りによる白壁が印象的。最近になって、宝くじの助成を受けて大規模修繕を施した模様。

通りをひとしきり歩いて駅へと戻る途中、もう1軒立派な建物。

江戸後期創業の豊乃鶴酒造といって、母屋は明治のもので有形文化財。
地酒となるとテンションの上がる旦那さん。母屋の横道から中へと案内看板があったので入ってみた。

煙突とかも後から文化財に追加されたとのこと。由緒ある場所で、長らく酒造りを続けておられるようだ。
2つ屋根の中央付近に、こぢんまりとした販売所があった。吟醸度合いの違う小瓶3点セットあたりがお手頃やねぇ、と話していると、我々に気づいてやってきた蔵の人に声をかけられる。ちょうどいいので早速お買い上げ。帰宅後、1瓶ずつ夕食の供にするなどして美味しくいただいた。
しかし、千葉でも酒って造れるんやね。寒いとこのイメージが強いんでちょっと意外。

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