出張視察案内人 (7) 宝石の土手・3

「ある程度ちゃんとした服装」が必要になり、先日まず靴を購入。そこでは衣類がやや物足らず、明日別のモールへ出直すことに。明日って本当はプチ撮影会の予定だったんだけど、終日雨予報では致し方なく順延。また今度ねー。
なわけで6月伊丹の長丁場最終回。

もうすぐ20時。伊丹がある意味で一番忙しくなる時間帯。なんせ門限があるからね。

すでに北西方向に最適化した状態で装備を固めており、降りてくるものは追いかけるしかない。それも一筋縄ではいかない。

遠隔地へと家路を急ぐ機材も次々とやってくる。着いた機材が抜け終わっていなくても、入っていいよとサインが出たらさっさと入る。

クリアランスが取れたらあっという間にスタート。まばゆい光が置き土産。

3分と経たずに次のものが降りてくる。これからの到着機は、ここで夜を明かすことになる。

そしてそれが抜けたと思ったらまた次の離陸。その繰り返し。

お客様は日帰りのご予定。ただ、予約済の復路新幹線にはきわどい残り時間となってきた。そこでおもむろにスマホを取り出し、座席条件は落ちるものの発車時刻がちょっとだけ遅い便に変更。もちろんエクスプレス予約である。いい時代になったもんだ。と、かつてライブ翌朝に寝坊し、発車3分前に乗変した人は思う。

ともかく、そうこうするうちに20時半が迫る。待ちわびた出発機がやっと動き出したようだ。

2社揃って羽田に帰る、実質的に伊丹からの最終便大型機材。その片方は「好条件」とされる機種だった。だからこんな時間まで粘っていたわけで。

結論を先に書くと、練炭狙いに最も成功したのはなんと旦那さん。お客様は条件やタイミングが噛み合わなかったのか、若干残念な結果に終わったとのことだった。え、自分?

片目ウインク状態でしたわ。ちなみに当該部分だけふぉとしょで持ち上げてやっとこさ。

悲喜こもごもの土手を後目に、青い翼は、もはや山の輪郭すら消えた夜景に向かって去っていった。

数分後、直後からついてきた赤い鶴も同様に飛び立ったところで撤収。

可能な限り素早くかつ安全運転で、お客様をしおまで送り届けて、この日はお開きとなった。練炭リベンジの再出張、お待ちいたしております。

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