移ろいを語る空 (3) 花火の夜

ちゃりで出かけたところ、なんだか吹く風がひんやり。さすがに上り坂で頑張ってこぐと(電動でも自力は必要だし)多少汗はかくけど、風で相殺されてちょうどいいくらい。台風次第で気温も結構上下するもんだ。
さて8月末の伊丹のお話、今日は「夜の部」から。

夜を楽しむにあたっては、若干の紆余曲折を経ることとなった。
京阪神の夏の花火の中でも最後発と言われる、いたみ花火大会。空港で見えると聴いて行ってみたのだが、実はド定番の観覧席だったようで、駐車場には長蛇の待機列。そこで一計を案じた旦那さん、蛍池へと車を走らせ、幸いにして駅ビル駐車場へ収容成功。あとはモノレールで、どうにか打ち上げ開始前に空港入り。
もっとも、それでまともな観覧場所が空いているわけもなく。前半は概ね、ひな壇に座った人の後ろから、柱やら梁やら木やらを避けながら覗くのがやっと。本気で撮りたきゃ場所取りするしかないっすね。

終盤に立ち位置を変えて、ようやくカメラを構えられる場所を見つけた。

駐機中の JAL と、着陸後タキシング中の ANA。両社揃ったところで花開くタイミングがあってよかった。

よく観ると、背中や翼に花火が映っている。まっしろ機材にデコレーション。

どこの大会もフィナーレは派手なもの。華やかな余韻を残して、20:50 頃に打ち上げ終了。
なお前半の鑑賞中、花火ど真ん中を行ったのが1本、花火の下をかすめて飛んだのも1、2本。さらに離着陸待ちで移動中に停止したもの1本。ロケハンとしてはいろいろ参考になった。

終了後。運用が終わるような時間帯にデッキにいることもめったにないんで、少々ぶらぶら。

花火鑑賞にもっとも障害物が少ないのは、南北ウイングを結ぶ通路に設けられた観覧エリア。機材に柱が刺さったりするのは御愛嬌。

せっかくなので ANA の方へ渡ってみる。おや?

例の件で 787 は全滅なのかと思っていたが、どうやら整備が終わったものについてはちゃんと動いていたらしい。

花火のついでに、滑走路とビル群の光もちょっとだけ楽しんで、この日は今度こそお開きとなった。

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